コンテチーズ生産者協会、報道関係者と業界関係者を対象にイベント開催

フランスのAOP認定チーズの中で最も生産量が多く、国民に親しまれているコンテチーズは、フランス フランシュ・コンテ地方のスイスにほど近いジュラ山脈で、職人により伝統的製法で手づくりされているハードタイプの熟成チーズです。生産地域や作られた季節、職人技、熟成期間の違いにより、ひとつひとつ異なった独特の風味を持っているのが特徴です。コンテチーズ生産者協会(CIGC:フランス、ポリニー市)は、コンテの自然の美味しさや品質の高さについてさらに理解を深めていただくことを目的に、今年度から日本でプロモーション活動を実施しています。

このプロモーションの一環として、この度フランスから協会の広報担当者、及び生産者が来日し、11月14日(水)、報道関係者を対象にプレス・ランチョンを開催しました。このランチョンは、コンテのオリジナル・レシピを考案頂いたフレンチ・レストラン「ランベリー」(東京都港区)にて、報道関係者約30名を対象に行われました。

始めにCIGCの広報担当オーレリア・シミエよりコンテの製造方法や市場概況についてのプレゼンテーションがあり、続いて牛乳生産者ジャン・フランソワ・マルミエ氏より2種類の熟成度違いのコンテの試食とその分析が行われました。 

続く食事会では、ランベリーの岸本直人シェフ特製の、コンテをふんだんに使った創造力溢れる料理と、生産地を同じくするジュラのワインが振舞われました。 また、特別ゲストとして出席した、日本を代表するチーズ輸入販売会社「フェルミエ」代表の本間るみ子氏より、コンテについての情熱や体験談を語って頂きました。

また11月15日(木)には、業界関係者を対象としたコンテ・テイスティング・セミナーがル・コルドン・ブルー代官山校(東京都渋谷区)で行われました。牛乳生産者と同時にコンテ鑑定団員でもあるマルミエ氏が、このイベントの為に現地から持参した産地、熟成期間の異なるコンテ5種類を用いて、試食と味覚分析セミナーを2回に分けて行いました。生産地ではコンテ鑑定団が、ひとつひとつ異なる特徴や風味をもつコンテの試食・分析が頻繁に行われており、その結果コンテの豊かな風味は大きく83種類に分類されています。

今回日本で初めてコンテの鑑定方法が披露され、チーズ商社、チーズプロフェッショナル、ワインスクール関係者などおよそ50名の参加者は、コンテを触り、色を見、香りを嗅ぎ、噛んだ音を聞き、味わい、文字通り五感を使って味覚分析に臨みました。普段味わうことのできない様々な種類のコンテとジュラワインを大いに楽しみ、そのテロワールを素直に反映したコンテの風味の多様性を認識して頂きました。

シミエ氏は「これらのセミナーを通して、コンテの新たな一面を紹介できることを嬉しく思うとともに、今後日本での更なる認知・消費量アップにつながることを期待しています」と語っています。

「コンテ」は、フランス東部のジュラ山脈一帯にて職人が丹精をこめて作っている熟成ハードチーズ。生乳と塩で作る自然そのままの味わいと豊かな風味が魅力。

フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中でNo.1の生産量を誇り、フランスでは朝食からおやつ、料理やワインのお供にと、子供から大人まで広く親しまれています。日本でもチーズ愛好家の間で大変人気があります。

「コンテ」は、フランス東部のジュラ山脈一帯にて職人が丹精をこめて作っている熟成ハードチーズ。生乳と塩で作る自然そのままの味わいと豊かな風味が魅力。

フランス産AOP(原産地呼称保護)チーズの中でNo.1の生産量を誇り、フランスでは朝食からおやつ、料理やワインのお供にと、子供から大人まで広く親しまれています。日本でもチーズ愛好家の間で大変人気があります。